為替のフォワードガイダンス

為替のフォワードガイダンス(2020年11月27日参考追加)

 

新型コロナの影響で、新興国が通貨安、国債安で資金流出の苦境になることが懸念されている。

利回りの高い債券が魅力になるリスクオンの状況の時から、

現在のようなリスクオフの状況なると、円、ドル、スイスフランに資金が偏りすぎてしまう傾向にある。

世界経済の不況、危機的状況、が到来するたびに同じような事が起きている。

 

 

過去の経験から学び毎回同じ失敗を起こさないようにするため、経常黒字国 G7 G20 の各国は、工夫をすべき時である。

平常時のリスクオンの時に中長期の自国通貨の為替水準について予測概況を示すことにより、新興国通貨の乱高下は最小限に抑えることができるはずである。

 

 

リスクオンの平常時にこれができない原因ははっきりしている。それは、輸出を増大させるための通貨安競争である。

自国の利益だけを考えG7、G20の国が通貨安競争をやってしまと、世界中の総需要を奪い合うことになってしまう。

本来、G7、G20各国は農産物の輸出や工業化により国の富を増やしている過程の新興国に対して、輸入による需要創出でサポートをすべき役割を担うべきであると思われる。

 

 

脱工業化を図り、第四次産業、第五次産業で世界経済を牽引するのが本来のG7、G20各国の役割であると思われる。

その場合、基本的には、為替は市場原理に任せつつ、自国通貨高基調を是認する姿勢が望ましい。例えば、年率1%程度の自国通貨高を標準とするという合意が得られていれば、為替市場は安定する可能性が高い。

 

 

普段から新興国の輸出を促進するための輸入を積極的に行い、新興国の外貨不足が起こらないようにしながら、世界経済の安定、持続的成長に資することが重要である。

過度に投機的な市場参加者を牽制する効果も期待できる。

10年で5%~10%の通貨高を是認し、フォワードガイダンスのような見解を示すことより、国際金融市場の安定が図られる。

各国で受け入れている外国人労働者にとっても働く国の通貨の価値が上昇傾向で安定することは、望ましいはずである。

 

自国へ送金する通貨の価値が安定していると、生活の見通しを立てやすい。一時期、話題になったグローバルステーブルコインも外国人労働者の送金の利便性に応えようとするものであった。何年か先に世界経済の安定と自由な人々の移動ができるようになれば、また、話題になることもあるかもしれない。

 

 

日本は、少子高齢化が進み、生活インフラ維持再生のため、外国人労働者に相当来ててもららないといけない状況になる可能性は高い。

そのために、円は安定的に高くなっていく方が外国人労働者にとって働きやすい環境になる。

安全で清潔な日本で働きたいと思ってくれる外国人が増えると日本の未来は明るい。

 

参考:日本経済新聞 2020年11月27日 朝刊19面 マーケット総合2

株高の陰で円高じわり 輸出回復で貿易黒字拡大 100円台にらむ可能性

参考:日本経済新聞 2020年11月11日朝刊  マーケット総合2 「株高・円高」なお継続か 真の「日本買い」は遠く

参考:日本経済新聞 2020年11月10日朝刊 マーケット総合2 円高継続に警戒感 リスク選好、国際には売り

参考:日本経済新聞 2020年11月7日 朝刊1面 土曜版 日経平均、29年ぶり高値 終値2万4325円、円も上昇 103円台

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