エッセンシャルワーカーと特定技能外国人労働者

エッセンシャルワーカーと特定技能外国人労働者

 

 

エッセンシャルワーカーとは、日常生活を送るために欠かせない仕事を担っている人のことである。

新型コロナウイルス感染症の影響によって、世界中で外出自粛やロックダウンなどが相次ぐ中でも簡単にストップするわけにはいかない仕事に従事する人々のことである。

これらの人々に対し、感謝や尊敬の念を込めた呼称として使われるようになった。海外の事情も同様である。

 

厚生労働省の資料によるとエッセンシャルワーカーとは、医療・介護関係者、清掃、公共交通、運輸・物流・電力・ガス・水道等、社会を支える業種となっている。

一方、昨年2019年4月1日より改正施行されている「出入国管理及び難民認定法」で

人手不足が深刻な産業分野として定義されている「特定技能」(原則5年以内の在留期間)は14業種あり、

 

①介護 ②ビルクリーニング ③素形材産業 ④産業機械製造業 ⑤電気・電子情報関連産業 ⑥建設 ⑦造船・舶用工業⑧自動車整備 ⑨航空 ⑩宿泊 ⑪農業 ⑫漁業 ⑬飲食料品製造業 ⑭外食業 となっている。

初年度は当初予定していた特定技能外国人労働者の受入数を大幅に下回り見直しが必要との見方が多い。

 

⑨航空 ⑩宿泊 ⑭外食業については、新型コロナウイルスの拡大による影響で現在は、人手不足から過剰な雇用を抱える状況となっている一方で、その他11業種については依然として人手不足は深刻である。特に介護、農業では予定してていた外国人労働者が入国できない状況が続き具体的な見通しが立たない時期が続いた。

 

こうしてみると、現在、休業者が増え、雇用の不安が高まりつつある中においても、

業種や業界を変えてその技能を磨く期間が確保されれば、大幅な失業率の上昇を防ぐことは可能であるように思える。むしろコロナ禍で問題が浮き彫りになった事は、エッセンシャルワーカーや特定技能外国人労働者の業種では、国境超えてもなお人材の確保が難しい状況が続く可能性が高いという事である。

 

『特定技能外国人労働者』の制度は、コロナ禍の前から検討準備されていた制度であるが、

『エッセンシャルワーカー』のように、感謝や尊敬の念を込めた呼称として使われはじめた用語ではない。受入の体制も不十分な業界が多かったようである。しかし少子高齢化が進み、地方を中心にインフラの老朽化が進むことが確実な日本にとって『特定技能外国人労働者』は、何としても日本で気持ちよく働いていただきたい方々であり『エッセンシャルワーカー』である。全国民がこの事情を理解し感謝と尊敬の念をもって迎え入れる環境を用意する必要がある。

 

十分な賃金を支払い、帰国後も『日本で働いていてよかった』と思える年金を払えるようにするべきである。

永住を望む人の希望には可能な限り応えられるように現在は建設造船業に限られてる特定技能2号の業種も増やしていく必要がある。

『特定技能外国人労働者』が『エッセンシャルワーカー』として日本で活躍するようになれば、

日本の未来は明るい。住みやすく、稼ぎやすく、安全な国としてこれからも魅力を保ちつづける。

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