フォロワーシップと労働生産性


フォロワーシップと労働生産性

 

『フォロワーシップ(英語:.followership)』とは、『組織・集団の目的達成に向けてリーダーを補佐する機能・能力』である。

フォロワーはリーダーに主体的、自律的に従い組織目標の達成に貢献する。

日本ではリーダーシップの書籍や講習会はたくさんあるが『フォロワーシップ』の書籍や講習会はそれに比べて極めて少ない。

義務教育の中でも『フォローアシップ』自体に時間にとって教育される機会は少ない。

学校の文化祭や体育祭でも主に『リーダーシップ』の重要性が強調され価値が高いこととされる。

 

日本では学校教育の中でも社会人になってからも組織の中でリーダー1割~2割に対してとフォローが8割以上存在する。

仮に義務教育の人口が1,500万人とすると1,200万人がフォロワーである。生産年齢人口が7,500万人とすると6,000万人がフォロワーということになる。

要するに日本では、リーダーがリーダーシップを発揮する中で、フォロワーのフォロワーシップは自然と身につくと考えられてるのではないだろうか。

それが現在の日本の労働生産性の低さの原因となっていないだろうか。

 

多くの組織はまだ、リーダーを頂点としたピラミッド型の構成で運営されている。頂点のリーダーはリーダーシップを発揮して組織の目標を達成することを求められる。

時代にあったピラミッド組織以外のあり方は模索され、研究されているが、まだ決定的なものはない。

そこでリーダ―を任された人は『リーダーシップ論』を書籍や研修で学ぶことになる。

しかし、フォロワーシップを全く学んでいないメンバーの組織でリーダーを任されると『リーダーシップ論』ほとんど役に立たない。

期待された有能なリーダ―が十分に力を発揮できずに成果があげらないケースはほとんどの場合、このパターンである。

 

リーダ―の育成に力を入れると同時に『フォロワーシップ教育』の充実に力を入れないと日本の労働生産性の長期低迷は抜け出させない。

『フォロワーシップ』の教育は義務教育の段階から必要である。なぜならば、日本は義務教育の段階でもリーダーになりたがらない生徒が増えているからである。

リーダーになりたがらない生徒が『フォロワーシップ教育』を受けないでフォロワーになると、リーダーが失敗したり、つまづいたり、悩んでいても『見て見ぬふり』をすることになる。

あるいは処世術としての『面従腹背』の態度をとるようになる。

 

日本人で日本の教育を受けた人が大多数の会社組織では、全くこれと同じことが起こっている可能性がある。

若手のリーダーの成長を長老が居座って妨害しているケースもあるが、一方で、『面従腹背』メンバー、すなわち『フォロワーシップ』を学んでいない『フォロワー』に苦しめられているリーダーも多いと思われる。成果を上げるための選択肢として『強権型』『パワーハラスメント型』リーダーシップしか発揮できない状況になる。

 

『新教育指導要領』で『フォロワーシップ』を重点的に教育すべき時である。また社会人になってからの『リカレント教育』においても『フォロワーシップ教育』のメニューを増やし、志の高いリーダーが成長、活躍できる環境を整備していく必要がある。

志の高いリーダーが育つようになれば、日本の未来は明るい。いずれ『GAFA』のような企業も現れる。そのような企業の法人税増収で日本の財政も再建される。そうなれば日本の未来は明るい。

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