世界の通貨の秩序(World currency order)

世界の通貨の秩序(2021年8月22日 参考追加)

・2年前に中央銀行が寄ってたかってリブラを叩き潰した反省なしにより良き通貨秩序は創られない。

・今更, 仮に中国を含めた中央銀行が集まっても革新的に利便性の高い通貨(プライバシー等)を出せるとはだれも思っていない。

・そもそも、人類は国が通貨の発行権を独占していた時代の方が、物々交換や貝殻の通貨、それぞれの経済圏で自由に通貨を発行できた時代より短いと気づくべき時。

この後、しばらくの間は、デジタル法定通貨(CBDC)と仮想通貨の共存共栄時代を模索する動きが続き続く。格差の是正につなげることができるか、それとも更なる格差の拡大を招くか人類の英知が試される時になる。リブラは当初、世界中の銀行口座を持たない人でも、低コストで送金などの金融サービスを利用できることを目指していた。約17億人程度いると言われていた。銀行口座を持たず資産を安全に保管できない人たちの資産を電子化し価値の保管を行なう主体が民間事業者になるのか公的な機関(各国中央銀行、IMF等)になるのか主要国で議論を詰めるべき時がくるだろう。1月にテザーが和解した段階から、プラットフォーマーをはじめ各国の民間事業者は、取引量、流通量が確保されていれば、「通貨おとりつぶし」にまではならないと読んで積極的に買収等に乗り出している。

これらの現況を踏まえると、今後、より良い世界の通貨秩序構築のために必要なことは、3つである。

1. 主要国(高所得国 G20  OECD等)の最低法人税率の合意と遵守(国内手続き完了の早期実現)

2. 主要国の富裕層への資産課税のあり方の合意形成(資産課税額を所得税より控除する方式等)

3.主要国の通貨安誘導による輸出促進、貿易収支、経常収支の操作の全面禁止。

 

為替市場が自由主義経済圏のプラットフォームとして機能するようにするように合意の努力をすることが大切である。

合意ができれば為替市場はカジノのようにはならず、世界の通貨秩序の安定につなげることができる。

主要国が国内産業の雇用維持だけに目が向けられるようになると高関税率が維持され、自由で開かれた経済圏を構築することが

難しくなる。主要国が自国通貨高、輸入拡大政策によって自由で開かれた経済圏を構築することにより為替市場は安定する。

 

 

参考:日本経済新聞 2021年8月22日(日)朝刊 6面 News Forecast

参考:日本経済新聞 2021年8月14日(土)朝刊 2面

社説 より良き通貨秩序に一層の努力を

参考:日本経済新聞 電子版 有料会員限定:2021年8月16日 5:00

格差と分断、処方箋はみえたか 新井紀子氏×成田悠輔氏 対論:パクスなき世界
参考文献:

岡田仁志 『リブラ : 可能性、脅威、信認』 日本経済新聞出版社、2019年。Iokada_jp (1)

岡田仁志 『報告書「キャッシュレス社会の進展と金融制度のあり方」』 一般社団法人 全国銀行協会、2018年。

岡田仁志 『決定版 ビットコイン&ブロックチェーン』 東洋経済新報社、2018年。

参考URL

国立情報学研究所

https://www.nii.ac.jp/graduate/

google.com, pub-4425034102320494, DIRECT, f08c47fec0942fa0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。