人口集中と地方創生

未来への情熱

人口集中と地方創生(2022年1月13日 参考追加)

①人口集中は止まっていない。

②コロナ禍で閉店した店舗に幼児教室が入っている。

③都会で子育てをする選択をしている若い世帯は多い

人口集中に関してはいずれ統計数字が

でるものと思われるが、

コロナ禍でむしろ人口は都会に

向かっているように思われる。

収穫が天候等の自然現象に左右される

農業の担い手を都会で募集し、

破格の待遇で農業後継者として大都会から地方へ

移住してもらう政策を行なわない限り、

人口集中の流れはとまりそうにない。

地方定住ではなくワーケーションまでが

限界のように思われる。

IT環境の差で教育機会を地方で

奪われた地方の小中学生の親が

危機感をもって都会に出てきているのかもしれない。

地方には就学前の幼児教室がほとんどない。

多数の選択肢のある都会へ幼児のいる

若い世代が移り住んできている。

新しいビルやコロナ禍で閉店した店舗に

少人数のロボット教室や

小学生のためのプログラミング教室が開講している。

少し前までは特定の教育熱心な層が住む

地域でしかみられなかった

幼児教室が店舗網を広げている。

質の高い幼児向けの教室の授業が遠隔で

地方でも安価で提供される環境にならないと

この流れは止まりそうにない。

タワーマンションに付属する保育園や

幼児教室も続々と誕生している。

都会の高齢者にとって広すぎる住宅が

中古で若い世代に供給されはじめている。

こういった物件を専門に扱う不動産会社は、

土地を仲介したり、

リフォーム会社と提携して若い世帯でも手の届く物件を

供給しているようである。

30年以上止められなかった人口集中を止めるには

地方に観光(自然)と農業以外に魅力ない状況に

目を向ける必要がある。

都会にあって地方にないものがすべて

地方の県庁所在地で揃うようにしないと

地方の人口流出はおそらくこれからも止まらない。

大都会は、美味しいパン屋さんが複数揃っていて、

スーパーのパンの品ぞろえもバラエティーに富んでいる。

駅ビルのリアル店舗の大型、中小型書店に本も揃っていて、

注文の取り寄せも早い。

ネットの書店の納期が遅い時は、実店舗注文する人も多い。

そして最も大きいのが教育環境の選択肢が多いことだろう。

中学、高校、大学に限らず、多彩な専門学校が都会に多い。

これらがすべて地方の県庁所在地に揃う環境を整えないと

大都会への人口集中は止まらない。地方創生は時間がかかる。

47度道府県の県庁所在地すべてに大都会で

選択可能な環境を整えられれば、

若い世代は、生まれ育った県の県庁所在地に

留まってくれる可能性が高い。

大都会への過度の人口集中が避けられる。

地方都市が活性化する。

県庁所在地だけは観光地のとして

の魅力を犠牲にして

大都会と全く同じ利便性を整えることに

専念した方がよい。

一部のスーパーシティ構想のある県以外は

おそらくそれしか

人口流出を食い止める道はないと思われる。

10年かけて大都会人口集中の是正と

地方創生が両立できれば日本の未来は明るい。

参考:2022年1月15日  日本経済新聞 朝刊 1面

農業新品種、登録2.9倍 データで読む地域再生

参考:2022年1月8日  日本経済新聞 朝刊 3面

きょうのことば 人口集中地区 地方で面積拡大目立つ

参考:2022年1月8日  日本経済新聞 朝刊 1面

「集住」滋賀・宮城が先行 ・・・・自治体の3割どまり

地方都市再生のがきぎ・・・データで読む地域再生

参考:2020年11月12日 日本経済新聞 朝刊 31面

「スマート化」世界の潮流 理想都市へSDGsも追い風

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